6/5、小売セクターの前日比10%超銘柄は、値上がり1銘柄のみでした。値上がりのトップは、メガネスーパーなどを展開するビジョナリーホールディングス(9263)でした。
同社の株価は、6/1には3割強急落しました。業務委託先との取引を巡る問題で、2023年4月期第3四半期報告書を期限までに提出できない見込みとなったため、東京証券取引所は、5/31付で同社株を管理銘柄に指定し、それが影響したと考えられます。
6/5、同社は午前中に、「責任調査委員会の設置に関するお知らせ」というニュースリリースを発表しました。2023 年3月7 日付で辞任した前代表取締役・星﨑尚彦氏に、同社企業価値を毀損する行為の疑い等に関する問題があったとされています。
5/31に第三者委員会の調査報告書を受け取り、旧取締役と元監査役など、さらには従業員を含む調査対象者に対し、責任追及の可否を検討する責任調査委員会を設置することを取締役会で決議しことを公表したものです。
このコンプライアンス対応を受けての市場の反応ということで、株価が持ち直したものと考えられます。
順位 | コード | 会社名 | 終値 | 前日比 |
1 | 9263 | ビジョナリーホールディングス | 113 | 10.78% |