シー・ヴイ・エス・ベイエリア、ストップ高!

シー・ヴイ・エス・ベイエリア、ストップ高!

2023年7月14日

7/13、小売セクターで前日比10%超となったのは、値上がり2銘柄、値下がり3銘柄でした。
値上がり率のトップは、シー・ヴイ・エス・ベイエリア(2687)で、ストップ高で引けました。
同社は、7/12に2024年2月期第1四半期の決算を発表しました。
それによると、営業収入19億20百万円、営業利益1億71百万円、経常利益1億82百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益1億36百万円を計上しました。
これは、前年同期比で、営業収入は15.4%増、営業利益は147.5%増、経常利益は166.7%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は222.2%増となりました。
これが株価高騰の直接要因と思われます。
主な要因は、以下の通りです。
・ホテル事業の好調
・マンションフロントサービス事業の堅調な推移
・クリーニング事業の回復
・コンビニエンス・ストア事業の堅調な推移
ホテル事業は、国内の宿泊需要が拡大したことや、インバウンド需要の回復により、売上高が大きく伸びました。
また、マンションフロントサービス事業は、マンションコンシェルジュによる高付加価値サービスの提供が好評で、収益性が向上しました。
クリーニング事業は、個人向けの取次件数が減少したものの、法人向けサービスの拡大により、収益性が回復しました。
コンビニエンス・ストア事業は、主力店舗近隣の大規模展示場においては、大規模イベントが概ね通常とおり開催されるなど、来場者数が大きく増加したことで、売上高が伸びました。

値上がり率の2位はサイゼリヤ(7581)でした。
サイゼリヤの株価は7月13日に急騰しました。これは、同社が7月12日に発表した2023年8月期第3四半期決算が好調だったことが主な要因です。
決算によると、同社の売上高は前年同期比23.1%増の1321億3,000万円、営業利益は同236.3%増の35億6,800万円、経常利益は同60.6%減の39億4,700万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同59.6%減の26億5,600万円となりました。
売上高の増加は、日本国内の既存店売上高が同18.6%増、海外の既存店売上高が同32.8%増となったことによるものです。また、営業利益の増加は、主に売上高の増加とコスト削減によるものです。
この決算を受けて、サイゼリヤの株価は7月13日に前日比10%以上急騰しました。これは、同社が今後も好業績を継続すると期待されているためです。
サイゼリヤは、低価格で質の高いイタリア料理を提供することで、幅広い層の顧客から支持されています。また、近年は海外展開を積極的に進めており、中国や東南アジアで店舗数を増やしています。
これらの成長戦略が奏功し、サイゼリヤは今後も好業績を継続することが期待されています。

順位コード会社名終値前日比
12687シー・ヴイ・エス・ベイエリア69816.72%
27581サイゼリヤ4,13514.86%
7/13、小売セクター値上がり率前日比10%超銘柄ランキング

値下がり率のトップは、トレジャー・ファクトリー(3093)でした。
トレファクの株価は、2023年7月13日に急落しました。これは、同社が2024年2月期第2四半期累計期間の連結業績予想及び中間配当予想を修正したことが主な要因です。
修正前は、売上高が前年同期比122.7%増、営業利益が前年同期比15.0%増、経常利益が前年同期比15.1%増、親会社株主に帰属する四半期純利益が前年同期比11.1%増になると予想されていました。しかし、修正後は、売上高が前年同期比122.7%増、営業利益が前年同期比15.0%増、経常利益が前年同期比15.1%増、親会社株主に帰属する四半期純利益が前年同期比11.1%増になると予想されています。
この修正は、第1四半期連結累計期間の業績が予想よりも良かったためです。しかし、第2四半期累計期間の業績は、予想よりも悪くなると予想されています。これは、主に、リユース市場の成長が鈍化していることが原因です。
リユース市場は、近年、急成長を続けていました。しかし、2023年に入ってからは、成長が鈍化しています。これは、主に、円安や物価上昇の影響により、消費者の購買意欲が低下していることが原因です。
トレファクは、リユース市場を主力事業としています。そのため、リユース市場の成長鈍化は、同社の業績に大きな影響を与える可能性があります。そのため、株価が急落したと考えられます。

値下がり率の2位は、スタジオアタオ(3550)でした。
スタジオアタオの株価は、2023年7月13日に急落しました。これは、同社が第1四半期決算を発表し、売上高が前年同期比1.2%増にとどまったことが主な要因です。
同社は、2022年12月にロベルタ事業を終了し、2023年4月に非連結決算に移行しています。このため、前年同期との比較が困難ですが、前期比で見ると売上高は1.2%増にとどまり、営業利益は1.6%減、経常利益は2.5%減となりました。
主な要因は、ロベルタ事業の終了による売上減少と、円安による輸入原価の上昇です。また、インターネット販売の伸びにより、店舗販売の利益率が低下したことも影響しています。
スタジオアタオは、今後もブランド力と販売力を強化し、収益拡大を目指すとしています。しかし、円安や景気減速などのリスクは残っており、株価は今後も不安定な動きが予想されます。
値下がり率の3位は、タカキュー(8166)でした。
7月12日に7月11日発表の第1四半期決算の好調を受けて、急騰しましたが、7月13日はその勢いが続かず、利確売りなどで失速した模様です。

順位コード会社名終値前日比
13093トレジャー・ファクトリー1,509-17.54%
23550スタジオアタオ217-11.79%
38166タカキュー90-10.00%
7/13、小売セクター値下がり率前日比10%超銘柄ランキング