順位 | コード | 会社名 | 終値 | 前日比 |
1 | 2928 | RIZAP | 298 | -20.53% |
10月25日、小売セクターで株価が前日比10%超動いた銘柄は、値下がり1銘柄だった。
値下がり率トップは、RIZAP(2928)。続いていた上昇基調から一転、前日比-20%超の大幅下落となった。
ご存知のようにRIZAPグループはパーソナルトレーニングジムの運営を主力事業としている。
昨年から始めた低価格ジム「chocoZAP」の好調が株価の上昇要因となっていた。
chocoZAPは、運動初心者向けの「コンビニジム」と呼ばれる新しいコンセプトで、誰もが簡単に毎日の生活に運動習慣を定着させることができるサービスで、今年8月には国内フィットネスジムの会員数で日本一を達成した。
22日夕のテレビ番組で「全国1026店舗のフィットネス業界No.1」として取り上げられた。
これらのニュースが、chocoZAP事業の成長期待を高めるとともに、RIZAPグループのブランドイメージを向上させる効果があった。
しかし、株価は右肩上がりでの上昇が続いたことから高値警戒感も台頭しており、25日は利益確定売りに押された。前日に年初来高値を更新し、買い一服感から売り優勢となった。
さらに、chocoZAP事業は先行投資がかさみ足もと依然赤字が続いている。黒字化の見通しが不透明なことも株価に重しとなっている可能性がある。