日本のアパレル市場はいま?

日本のアパレル市場はいま?

2023年11月1日

矢野経済研究所が2022年の国内アパレル市場の動向や産業の現況をレポート。
2022年の国内アパレル総小売市場規模は前年比105.9%で2年連続で前年を上回った。百貨店や専門店などの実店舗の回復が顕著である。
アパレル企業はコロナ禍で定着したECと実店舗に相互送客を促すOMO戦略に力を入れている。顧客の購入しやすさと忠誠度を高めることで売り上げの拡大と安定化を図っている。
2025年ごろまでにはコロナ禍前の水準まで回復するとみられるが、少子高齢化や人口減少の影響で2025年以降は市場規模は緩やかに減少すると予測される。物価上昇に伴う販売単価の上昇が一時的に市場を支える可能性もある。