6/16、小売セクターで前日比10%超は、値上がり2銘柄となりました。
値上がり率トップの生活習慣病予防向け健康食宅配サービスを展開するファンデリー(3137)は、前日比+22.1%をつけ、ストップ高で終了しました。同社がストップ高となるのは、5/22以来となります。
6/16、日経平均大引けがバブル後最高値を更新するなか、市場は今後の成長に視点があるようです。同社は、5月24日の2023年3月期の決算発表で、コロナ禍の収束傾向に伴って、4Q後半から回復基調に乗ったと報告しています。2024年3月期1Qが前期比で過去最高売上となったことが、持続的に買いが入る地合いとなっている模様です。また6/16、会社四季報が発売されその記載内容などが評価されたのかもしれないと、同社広報は見ているようです。
主力事業である健康食品の宅配「mealtime」は、血液検査の改善という利用目的を明確化した専門性の高いもので、直近の開示情報でも、医師や管理栄養士などの商品と連動した健康情報などをIRとして発表しており、コンセプトとしての専門性を打ち出しています。
値上がり率第2位は、居酒屋チェーンを展開する海帆(3133)でした。同社の開示情報として前日の大引け後、固定資産の取得についての告知がありました。同社は、4期連続して営業損失、経常損失及び当期純損失を計上し、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような状況が生じている状況です。コンプライアンス体制の強化や、事業の整理、ストックオプション制度などの手立てを発表しています。今回の固定資産取得は、その一環のプラス要素として捉えられたのかもしれません。
順位 | コード | 会社名 | 終値 | 前日比 |
1 | 3137 | ファンデリー | 442 | 22.10% |
2 | 3133 | 海帆 | 612 | 12.09% |