8月23日、小売セクターで株価が前日比10%超となったのは、値上がり2銘柄、値下がり1銘柄、合計3銘柄でした。
値上がり率のトップは、8月22日に続いて、和心(9271)で、連日のストップ高となりました。
同社は、海外からのインバウンド回復が実体化する中で、対象銘柄としての買いが厚いようです。
値上がり率の2位は、ニチリョク(7578)で、同社も一時ストップ高をつけました。
直接要因となる会社発表や業績発表などはありませんでしたが、同社も買い気配が呼び水となって上昇している模様です。
順位 | コード | 会社名 | 終値 | 前日比 |
1 | 9271 | 和心 | 556 | 16.81% |
2 | 7578 | ニチリョク | 603 | 13.99% |
一方、値下がり率のトップは、グッドスピード(7676)で、ストップ安となりました。
同社の株価がストップ安になった理由は、中古車販売大手ビッグモーターによる保険金不正請求問題に関連しています。報道によると、一部のメディアが「グッドスピードが事故車修理費用(保険金)を水増し請求していることが新たにわかった」と報じています。これは企業の不正行為の疑義が浮上し、投資家や市場参加者の間で懸念が高まった結果、株価が下落した可能性があります。
また、報道によって、グッドスピードが不正行為に関与している疑いが浮上したため、市場ではこれを売り材料として捉える投資家が増えました。
順位 | コード | 会社名 | 終値 | 前日比 |
1 | 7676 | グッドスピード | 1,082 | -21.71% |