9月21日、小売セクターで株価が前日比10%超となったのは、値下がり1銘柄、値下がり1銘柄の合計2銘柄でした。
値上がり率のトップは、DDグループ(3073)でした。同社株価が急騰した理由は、以下の要因によります。
①好業績と業績予想の上振れ: DDグループは新型コロナウイルス感染拡大に伴う行動制限の緩和とともに、飲食業界で業績を好調に伸ばしました。第1四半期の業績は大幅増収し、営業黒字転換を達成。これに伴い、通期の業績見通しも上方修正されました。また、不採算店舗の閉鎖や体質改善により、将来の業績も期待されています。
②高評価と投資家の期待: 国内証券会社であるいちよし証券がDDグループに高い評価を与え、「A」のレーティングと3300円のフェアバリューを設定しました。これは、会社の業績予想が市場の期待を上回ることを示しており、投資家からの期待が高まっています。また、同業他社比でPER水準も割安と評価されています。
③売上高の急増: DDグループは8月の既存店売上高が前年同月比で43.2%増加し、客数も増加傾向にありました。この急増は、コロナ禍の終息に伴う人流回復と、客単価の増加によるもので、投資家や市場参加者に好意的に受け止められました。
④成長戦略の実施: DDグループは不採算店舗の閉鎖やライフタイムバリューの最大化などの戦略を実施し、持続的な成長を図っています。これらの成長戦略の実行に成功し、投資家が将来の成長に期待しています。
これらの要因が組み合わさり、DDグループの株価が急騰した要因といえます。
順位 | コード | 会社名 | 終値 | 前日比 |
1 | 3073 | DDグループ | 1,930 | 10.92% |
値下がり率のトップは、CVSベイエリア(2687)でした。同社の株価が10%以上ダウンした理由は、連日の株価急伸から戻り売りが優勢になったためと考えられます。
直近でも、9/11-9/13まで3連騰し、9/19-9/20と大幅に続騰しました。他の下落要因が見当たらないところから、利益確定も含めて、戻り売りにつながったと考えられます。
順位 | コード | 会社名 | 終値 | 前日比 |
1 | 2687 | CVSベイエリア | 824 | -10.92% |