10月5日、小売セクターで株価が前日比10%超となったのは、値下がり1銘柄のみでした。
値下がり率トップは、天満屋ストア(9846)でした。下落の理由は、以下のような要素が考えられます。
同社は、10月5日に自己株式取得の訂正発表を行いました。当初発表では、自己株式の取得価額の総額を32,000,000円としていました。しかし、訂正発表では、取得価額の総額を31,944,000円と修正しました。この訂正発表は、市場にネガティブな印象を与え、株価下落の一因となったと考えられます。
また同社は、2023年3月期の配当を10円と発表しました。これは前期比4円増配となりますが、配当性向は10%にとどまります。市場では、配当性向が低いと評価されており、株価上昇の障害となっていると考えられます。
さらに同社は、セブンアンドアイホールディングスの子会社です。セブンアンドアイホールディングスは、グループ再編を進めており、天満屋ストアの株式を売却する可能性も指摘されています。こうした動きも、株価下落の一因となったと考えられます。
順位 | コード | 会社名 | 終値 | 前日比 |
1 | 9846 | 天満屋ストア | 1,070 | -11.57% |